2025年に再び日本映画週間の時期がやってきます!
2025年10月6日〜10日の間に、毎日18時30分から映画5作品を上映します。
全ての作品はハンガリー語と英語字幕付きですが、吹き替え版ではありませんので、日本人の方にも楽しくご覧いただけます!
2025年10月にぜひブダペストのトルディ映画館でお会いしましょう!
チケット→2000 HUF
チケット販売開始:2025年9月22日(月)
チケット販売ページ:https://toldimozi.hu/programok/japan-filmhet-2025-osz
ラインアップ:
① 半世界 (2019年、 120分)
上映日時: 2025年10月6日(月) 18:30~
「こんなこと、ひとりでやってきたのか」。山中の炭焼き窯で備長炭を製炭し生計を立てている紘は、突然帰ってきた、中学からの旧友で元自衛官の瑛介から、そう驚かれる。なんとなく父から継いだ紘にとって、ただやり過ごすだけだったこの仕事。けれど仕事を理由に家のことは妻・初乃に任せっぱなし。それが仲間の期間と、もう一人の同級生・光彦の「おまえ、明に関心もってないだろ。それがあいつにもバレてんだよ」という鋭い言葉で、仕事だけなく、反抗期の息子・明に無関心だったことにも気づかされる。やがて、瑛介の抱える過去を知った紘は、仕事や家族と真剣に向き合う決意をするが・・・。人生半ばに差し掛かった彼らが、次の人生をどう折り返すかを描きながらも、人は生きて死ぬ、だからこそ際立つ刹那な幸せをスクリーンに照射させたドラマだ。
② 凪待ち (2019年、 124分)
上映日時: 2025年10月7日(火)18:30~
「孤独の血」の白石和彌監督が、香取慎吾を主演に迎えて描くヒューマンサスペンス。「クライマーズ・ハイ」の加藤正人が脚本を手がけ、人生につまずき落ちぶれた男の喪失と再生を描く。無為な毎日を送っていた木野本郁男は、ギャンブルから足を洗い、恋人・亜弓と彼女の娘・美波とともに亜弓の故郷である石巻に移り住むことに。亜弓の父・勝美は末期がんに冒されながらも漁師を続けており、近所に住む小野寺が世話を焼いていた。人懐っこい小野寺に誘われて飲みに出かけた郁男は、泥酔している中学教師・村上と出会う。彼は亜弓の元夫で、美波の父親だった。ある日、美波は亜弓と衝突して家を飛び出す。亜弓は夜になっても帰って来ない美波を心配してパニックに陥り、激しく罵られた郁男は彼女を車から降ろして一人で捜すよう突き放す。その夜遅く、亜弓遺体となって発見され…...。
③ 海獣の子供 (2019年、 111分)
上映日時: 2025年10月8日(水) 18:30~
「リトル・フォレスト」「魔女」などで知られている漫画家・五十嵐大介が、大海原を舞台に生命の秘密を描き、文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞や日本漫画家協会賞優秀賞を受賞した名作コミック「海獣の子供」を、アニメ映画化。自分の気持ちを言葉にするのが苦手な中学生の琉花は、長い夏休みの間、家にも学校にも居場所がなく、父親の働いている水族館へと足を運ぶ。そこで彼女は、ジュゴンに育てられたという不思議な少年・海と、その兄である空と出会う。やがて3人が出会ったことをきっかけに、地球上でさまざまな現象が起こり始める。
④ ある船頭の話 (2019年、137分)
上映日時: 2025年10月9日(木) 18:30~
オダギリジョーの長編映画初監督作品で、柄本明が演じる船頭を通して本当の人間らしい生き方を描いた。橋の建設が進むある山村。川岸の小屋に暮らし、村と町を築ぐため船頭を続けるトイチは、村人の源三が遊びにやってくる時以外は黙々と渡し船を漕ぐ毎日を送っていた。そんないつもと変わらない日常を送るトイチの前に、ある1人の少女が現れたことをきっかけに、トイチの人生は大きく変わっていく。
⑤ きみの鳥はうたえる (2018年、106分)
上映日時:2025年10月10日(金)18:30~
「そこのみにて光輝く」などで知られる作家・佐藤泰志の同名小説を、柄本佐、染谷将太、石橋静河ら若手実力派俳優の共演で映画化した青春ドラマ。原作の舞台を東京から函館へ移して大胆に翻案し、「Playback」などの新鋭・三宅唱監督がメガホンをとった。函館郊外の書店で働く"僕"と、一緒に暮らす失業中の静雄、"僕"の同僚である佐知子の3人は、夜通し酒を飲み、踊り、笑い合う。微妙なバランスの中で成り立つ彼らの幸福な日々は、いつも終わりの予感とともにあった。